Raspberry Pi 5でCameraモジュールを使用した際に困った話

プログラム

先日,Raspberrypi 5でカメラを使おうとした際に,カメラが見つからない問題が発生したて困ったため,解決方法を書いておきたいと思います.

環境

使用したカメラは以下の物です.

Raspberry Pi 5用 IMX219カメラ(8MP/2.85mm/FOV79.3°)
IMX219を搭載したWaveshare製のRaspberry Pi 5用カメラです。画素数は8MPです。

また,Raspberrypiのモデルや,OSの情報は以下です.
Model: Raspberry Pi 5 Model B Rev 1.0
Description: Debian GNU/Linux 12 (bookworm)
Release: 12
Codename: bookworm

発生した問題

Raspberry Pi 5にカメラを接続して動作確認をすると,以下のようにカメラが見つかりません.

もちろん,しっかりコネクタをが刺さっていることは確認済みです.

原因

原因を探っているとRaspberry Pi Forumsにこんな投稿がありました.

Just a moment...

投稿内に,
camera_auto_detect=1 only works for genuine Pi cameras, which yours isn’t.
の一文が!!
どうやら,純正カメラ以外は接続をしただけでは,認識しないような設定になっているらしい.(なんでやねん!!!)

解決方法

原因のところでも少し書いてあった通り,config.txt内のcamera_auto_detect=1をcamera_auto_detect=0にし,IMX219 dtoverlay=imx219を追加します.

config.txtを開く

お好みのエディタを使用して以下のコマンでconfig.txtを開きます.今回はmicroを使用して編集していきます.

sudo micro /boot/firmware/config.txt

少し古いBookwormシステムを使用している場合は/boot/config.txtに入っている場合があるようです(未確認).

自身の環境(Debian Version = 12.8)の場合は/boot/firmware/config.txt内にありました.ネットの記事を見ると,/boot/config.txtを編集しろという記事を見かけますが,新しいBookwormでこのファイルを開くと以下のようなことが書いてあります.

DO NOT EDIT THIS FILE
The file you are looking for has moved to /boot/firmware/config. txt

どうやら,場所が変わったみたいですね.なので,素直に/boot/firmware/config.txtの方を編集しましょう.

config.txtの書き換え

先ほど書いたconfig.txtを書き換えていきます.書き換える点は主に2つです.

  • 17行目付近のcamera_auto_detect=1->camera_auto_detect=0
  • dtoverlay=imx219,cam0を51行目付近の[all]の下に追加

つけるとこんな感じ.

今回使用したカメラの光センサモジュールはimx219だったため,IMX290、IMX327、IMX378、IMX519、OV9281もimx219の部分を,それぞれ置き換えれば,同じ手順でできると思われます(未確認).
書き換え終わったら保存して再起動します.

動作確認

以下のコマンドで動作確認をします.-t 0を指定することで,途中で閉じずに出力し続けてくれます.

rpicam-hello -t 0

今回はちゃんと動きました.

終わりに

raspberry piカメラをを使うだけなのに,思わぬところでつまずいてしまいました.
同じ様に困っている方の助けになれば幸いです.

コメント

  1. nishi19v より:

    自分も同じところで困っていたので,助かりました.

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